吉祥寺で見つけた、
人にも自然にも
優しいお花屋さん

お話を聞いた人

おはな茶屋 永山雅章さん

インタビュアー

なつみ

おはな茶屋さんとは、丸井吉祥寺店の1階でお花を販売されているお店で、生花だけでなくスワッグ(ドイツ語で「壁飾り」の意味で、花や葉、実などの植物を束ねて壁にかける飾りのこと)やドライフラワー、雑貨や観葉植物も並んでいます。
そんなお花茶屋さんに私が取材させていただいたことをいくつか紹介します!

好きなお花はなんですか?
良い匂いがするからバラが好きです。バラって、高価なイメージありますよね?バラの値段が高いのは、そもそも咲かせることが難しかったり、棘を取り除くための労力がかかるなど、手間のかかるお花だからなんです。
花束やリースを作る時に気をつけていることはなんですか?
対話を大切にしています。お客様が望んでいるものに同じものはひとつとしてありません。お客様が好きなお花があったり、季節感があったり、プレゼントする方のイメージがあったり、会話をしながら完成させていきます。たった1回での対話で、花束やリースが完成することはほぼありません。お客様も具体的な完成イメージがある方は少ないので、対話しながら一緒に完成させていきます。
おはな茶屋さんではどのようなSDGsの活動をしているのでしょうか。
CO₂の排出を防ぐために、包装はあまりせず、プラスチックの包装は一切しないようにしています。そして、イベントがあるたびに出てしまう、「ロスフラワー」をできる限りなくしていくことを心がけています。ロスフラワーとは廃棄予定の美しい状態のお花のことで、生花店で余剰在庫して処分されることもあれば、式場やお店ではイベントが終わると置き場がなくなり、まだ綺麗に咲いているにも関わらず捨てられてしまうことがあります。おはな茶屋で出たロスフラワーは、ドライフラワーに加工したり、ボタニカルキャンドルを作ったり、できる限り減らせるようにしています。

インタビュアーからヒトコト

意識してみると意外と近くにあるお花ですが、最近は野菜の価格が高騰しているように、お花の価格も高騰しています。今回のインタビューを通して、そんなお花が直面している危機や問題について知り、さらに調べる機会になりました。皆さんも魅力がたくさんのお花についてもっと知ってみませんか?